2019年2月24日
メッセージ:平吹貞夫師
テーマ「ゲッセマネの祈り」
39,それからイエスは出て、いつものようにオリーブ山に行かれ、弟子たちも従った。
40,いつもの場所に着いたとき、イエスは彼らに、「誘惑に陥らないように祈っていなさい」と言われた。
41,そしてご自分は、弟子たちから石を投げて届くほどの所に離れて、ひざまずいて、こう祈られた。
42,「父よ。みこころならば、この杯をわたしから取りのけてください。しかし、わたしの願いではなく、みこころのとおりにしてください。」
43,すると、御使いが天からイエスに現れて、イエスを力づけた。
44,イエスは、苦しみもだえて、いよいよ切に祈られた。汗が血のしずくのように地に落ちた。
45,イエスは祈り終わって立ち上がり、弟子たちのところに来て見ると、彼らは悲しみの果てに、眠り込んでしまっていた。
46,それで、彼らに言われた。「なぜ、眠っているのか。起きて、誘惑に陥らないように祈っていなさい。」
47,イエスがまだ話をしておられるとき、群衆がやって来た。十二弟子のひとりで、ユダという者が、先頭に立っていた。ユダはイエスに口づけしようとして、みもとに近づいた。
48,だが、イエスは彼に、「ユダ。口づけで、人の子を裏切ろうとするのか」と言われた。
49,イエスの回りにいた者たちは、事の成り行きを見て、「主よ。剣で撃ちましょうか」と言った。
50,そしてそのうちのある者が、大祭司のしもべに撃ってかかり、その右の耳を切り落とした。
51,するとイエスは、「やめなさい。それまで」と言われた。そして、耳にさわって彼をいやされた。
52,そして押しかけて来た祭司長、宮の守衛長、長老たちに言われた。「まるで強盗にでも向かうように、剣や棒を持ってやって来たのですか。
53,あなたがたは、わたしが毎日宮でいっしょにいる間は、わたしに手出しもしなかった。しかし、今はあなたがたの時です。暗やみの力です。」