聖書版画展2021年

2021年4月7日

テーマ:聖書版画展

作  者:大久保 法幸

展示期間:2021年4月11日(日)〜5月2日(日)

     (日曜のみ観覧可能)

場 所:コイノニアキリスト教会礼拝堂

     〒069−0825 江別市野幌東町48番地の1

連絡先:平吹貞夫牧師師 携帯電話 090−5077−2024

   (平日などに観覧希望の方は以上の携帯電話にご連絡ください。)

〈作 品 情 報〉

 

《大久保法幸自選聖書版画展》展示にあたって (HP用)

聖なる御名を賛美いたします。この度はこのような場をお与えくださいましたことを心よりお礼申し上げます。

作品は、いずれも私が聖書と親しみ個人的に示されたものを披歴するものです。いわゆる「読みづらい」聖書の“さし絵”となり、多くの方々の聖書へのアプローチに役立つことが祈りであります。もちろん、同じ主にある兄弟姉妹と証し(画に添えた小さな証です)を共有することが喜びでもあります。

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1.山上の垂訓

この山の上の空 は、今のこの空と 続いていて、貧し い者、悲しむ者の 傍でイエスが今も 語りかけている。

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2.荒海

他ならぬイエスが「大丈夫」 と言って下さる。その保証 を信じることが信仰。ただ し、「恐れることはない」と おっしゃるのは、絶対安全 だからという甘いものでも ない。

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3.洗足

人の足を洗うこと、
それを人から言われ
てやること、さりげ
なくやることは、こ
とさら難しい。あの
人の足を洗うなん て、もっと至難の業。イエスは最期に及んで なお、その大切さを身をもって示す。

4.讃美はちから

♪賛美は祈りであ
り、証しに他なら
ない。それ故、囚人
達や看守を動かす
ものがあった。パ
ウロらはこの状況 ですら喜びをもって働きを行っていた。

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5.いやし主

その身の痛さ、つらさは 人にはわからない。 ど んな薬石よりも、手をと って、その痛み、つらさ を分かち合うことで人 はいやされる。それがで きるのはイエスをおい てほかにいない。

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6.十字架降架

アリマタヤのヨセフと、 ニコデモはイエスとの繋 がりをそれまであまり表 ざたにして来なかったと 言われる。イエスは十字 架の死そのものをもっ て、全てを証しした。

7.十字架への道

キレネ人シモン
は意図せず十字
架の道行きに出
逢い、イエスに替
わって重い十字
架を背負う。それ が自らの人生を変える。み顔を拭うヴェロニ カもきっと同じ。

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8.眼差し

曳かれゆくイエス
は後ろを振り返り、
ペテロに万感の思
いの眼差しを向け
るイエス。ひとりひ
とりをこんな目で 見られている。怖くて、嬉しくて胸がいっぱい になる。

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9.カナンの女

イエスの沈黙も、野良犬 扱いの言葉も凌いで、カ ナンの女は執拗に一途に この方を救い主と定め迫 った。信仰は容易でない、 けれど真実を知る方が必 ず待っていて下さる。

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10.復活の顕現

「女よなぜ泣くのか」の 声に、ただ一言「ラボニ」 と応えた。復活の主は最 初の姿を、かつて悪と汚 辱の世界にまみれた女 に顕わした。女は今、朝 ぼらけの中、至上の喜び に包まれる。

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11.ザアカイ

それ程の一途さはどこ から来るのか。分から なくもない。ただ、満を 持して行動に移さなけ れば、始まらない。止む にやまれぬ気持ちを知 ってくださっている。

12.生まれつき

私の父が死に臨んで、自ら の病を「神の栄光が顕れん がためなり」としていた。 未信心の私は愕然とした ものでした。薄っぺらなヒ ューマニズムなどぶっ飛 ぶものでした。

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13.この人を見よ

ピラトは「この人を
見よ」と叫んでイエ
スをさらします。「こ
んな惨めな姿をした
男がなんだと言うの
か」と。イエスも心 の中で叫び続けている。「私から目をそらす な。このようにして私は死に、また還る」と。

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14. ナオミとルツ

姑ナオミの配慮を
振り切り異国へ向
かう嫁ルツ。この
選択が重大な意味
を持つことに。ル ツ記は異邦人女性の小さな優しい物語。美しく 逞しい、大和撫子の鑑。

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15.十字架を負う

           人が負う十字架は、
           その歩むベクトルの
           逆向きに課されるの
           でなくむしろ十字架
           の重みを弾みとして
歩む。負いきれない十字架は与えられず、十
字架に相応しい人が選ばれて課される。私に
世に言う「障がい」の子が与えられた。
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16.やもめの捧げ物

齢を老い、まして寡 婦、その生活に有り余 るものがあるはずも ない。それでも「誰よ りも多く入れた」と嘉

するイエス。感謝の心、切なる祈りの心が通い 合う。

17.十字架のそばに

この時、男どもは
もう逃げ隠れして
姿を見せない。母マ
リア、その姉妹、マ
グダラのマリア、ク
ロパの妻マリアら が最期まで正面から受け止めた。そして復活 も含め、この女性たちが証人となる。

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18.受胎告知

次男の誕生からひと
月、医師はこの子の
先天性の障害を告げ
た。出生のわけを知
りたかったが、解ら なかった。母マリアが云われのない赤子の懐妊 を告げられた時、天使は言った「神からの恵み」 であると。それが全てであった。

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19.聖夜の馬屋

亡き父の句に「飼桶 暗し 聖夜の牛の 咽喉動き」とある。 聖書最大の奇跡の 瞬間、交響曲の ff

が地を震わし、打ち上げ花火が夜空を輝かせ
たのではなく、誕生に相応しかったのはいつ
もどおりの牛の反芻とは。

20.幼子

女性と子供は、人数 を数えるときの対 象にさえされてい ませんでした。全く 無力で取るに足ら

ぬ小さな子供を、ただ、その無力さ故に、主 イエスは、喜んで抱き上げ、祝福して くださ るのです。

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※コメントはみ言葉の釈義等ではなく、御霊により示された個人的なお証しです。

彫刻:大久保法幸 江別市野幌 ycpmk940@ybb.ne.jp