マルコの福音書14章53−72節

2022年3月20日

メッセージ:平吹 貞夫 師

テーマ:「ペテロの失敗」

53 “彼らがイエスを大祭司のところに連れて行くと、祭司長、長老、律法学者たちがみな、集まって来た。
54. ペテロは、遠くからイエスのあとをつけながら、大祭司の庭の中まで入って行った。そして、役人たちといっしょ にすわって、火にあたっていた。
55 さて、祭司長たちと全議会は、イエスを死刑にするために、イエスを訴える証拠をつかもうと努めたが、何も見 つからなかった。
56. イエスに対する偽証をした者は多かったが、一致しなかったのである。
57. すると、数人が立ち上がって、イエスに対する偽証をして、次のように言った。
58. 「私たちは、この人が『わたしは手で造られたこの神殿をこわして、三日のうちに、手で造られない別の神殿を 造ってみせる』と言うのを聞きました。」
59. しかし、この点でも証言は一致しなかった。
60. そこで大祭司が立ち上がり、真ん中に進み出てイエスに尋ねて言った。「何も答えないのですか。この人たち が、あなたに不利な証言をしていますが、これはどうなのですか。」
61. しかし、イエスは黙ったままで、何もお答えにならなかった。大祭司は、さらにイエスに尋ねて言った。「あなた は、ほむべき方の子、キリストですか。」
62. そこでイエスは言われた。「わたしは、それです。人の子が、力ある方の右の座に着き、天の雲に乗って来る のを、あなたがたは見るはずです。」
63. すると、大祭司は、自分の衣を引き裂いて言った。「これでもまだ、証人が必要でしょうか。
64 あなたがたは、神をけがすこのことばを聞いたのです。どう考えますか。」すると、彼らは全員で、イエスには 死刑に当たる罪があると決めた。
65 そうして、ある人々は、イエスにつばきをかけ、御顔をおおい、こぶしでなぐりつけ、「言い当ててみろ」などと 言ったりし始めた。また、役人たちは、イエスを受け取って、平手で打った。
66 ペテロが下の庭にいると、大祭司の女中のひとりが来て、
67 ペテロが火にあたっているのを見かけ、彼をじっと見つめて、言った。「あなたも、あのナザレ人、あのイエスと いっしょにいましたね。」
68 しかし、ペテロはそれを打ち消して、「何を言っているのか、わからない。見当もつかない」と言って、出口のほ うへと出て行った。
69 すると女中は、ペテロを見て、そばに立っていた人たちに、また、「この人はあの仲間です」と言いだした。
70 しかし、ペテロは再び打ち消した。しばらくすると、そばに立っていたその人たちが、またペテロに言った。「確 かに、あなたはあの仲間だ。ガリラヤ人なのだから。」
71 しかし、彼はのろいをかけて誓い始め、「私は、あなたがたの話しているその人を知りません」と言った。
72. するとすぐに、鶏が、二度目に鳴いた。そこでペテロは、「鶏が二度鳴く前に、あなたは、わたしを知らないと三 度言います」というイエスのおことばを思い出した。それに思い当たったとき、彼は泣き出した。”
マルコの福音書 14章53~72節
聖書 新改訳©2003 新日本聖書刊行会