マタイの福音書18章21−35節

2022年10月23日

メッセージ:田近 玲欧奈 師

テーマ:「キリスト教はなぜ人を罪人呼ばわりするのか」

21 “そのとき、ペテロがみもとに来て言った。「主よ。兄弟が私に対して罪を犯した場合、何度まで赦す べきでしょうか。七度まででしょうか。」
22 イエスは言われた。「七度まで、などとはわたしは言いません。七度を七十倍するまでと言います。 23. このことから、天の御国は、地上の王にたとえることができます。王はそのしもべたちと清算をしたい と思った。

24. 清算が始まると、まず一万タラントの借りのあるしもべが、王のところに連れて来られた。
25. しかし、彼は返済することができなかったので、その主人は彼に、自分も妻子も持ち物全部も売って返 済するように命じた。
26. それで、このしもべは、主人の前にひれ伏して、『どうかご猶予ください。そうすれば全部お払いいた します』と言った。
27. しもべの主人は、かわいそうに思って、彼を赦し、借金を免除してやった。
28. ところが、そのしもべは、出て行くと、同じしもべ仲間で、彼から百デナリの借りのある者に出会っ た。彼はその人をつかまえ、首を絞めて、『借金を返せ』と言った。
29. 彼の仲間は、ひれ伏して、『もう少し待ってくれ。そうしたら返すから』と言って頼んだ。
30. しかし彼は承知せず、連れて行って、借金を返すまで牢に投げ入れた。
31. 彼の仲間たちは事の成り行きを見て、非常に悲しみ、行って、その一部始終を主人に話した。
32. そこで、主人は彼を呼びつけて言った。『悪いやつだ。おまえがあんなに頼んだからこそ借金全部を赦 してやったのだ。
33. 私がおまえをあわれんでやったように、おまえも仲間をあわれんでやるべきではないか。』
34. こうして、主人は怒って、借金を全部返すまで、彼を獄吏に引き渡した。
35. あなたがたもそれぞれ、心から兄弟を赦さないなら、天のわたしの父も、あなたがたに、このようにな さるのです。」”
マタイの福音書 18 章 21~35 節
聖書 新改訳©2003 新日本聖書刊行会