歴代誌第二36章9−21節

2023年4月23日

メッセージ:田近 亜紀子 師

テーマ:「この痛みの意味は」

9 “エホヤキンは十八歳で王となり、エルサレムで三か月と十日の間、王であった。彼は主の目の前に悪 を行った。
10. 年が改まるに及んで、ネブカデネザル王は使者を遣わし、彼を主の宮にあった尊い器とともにバビロ ンに連れて行った。そして、エホヤキンの兄弟ゼデキヤをユダとエルサレムの王とした。

11 ゼデキヤは二十一歳で王となり、エルサレムで十一年間、王であった。
12. 彼はその神、主の目の前に悪を行い、主のことばを告げた預言者エレミヤの前にへりくだらなかった。 13. 彼はまた、ネブカデネザルが、彼に、神にかけて誓わせたにもかかわらず、この王に反逆した。このよ うに、彼はうなじのこわい者となり、心を閉ざして、イスラエルの神、主に立ち返らなかった。
14. そのうえ、祭司長全員と民も、異邦の民の、忌みきらうべきすべてのならわしをまねて、不信に不信を 重ね、主がエルサレムで聖別された主の宮を汚した。
15. 彼らの父祖の神、主は、彼らのもとに、使者たちを遣わし、早くからしきりに使いを遣わされた。それ は、ご自分の民と、ご自分の御住まいをあわれまれたからである。
16. ところが、彼らは神の使者たちを笑いものにし、そのみことばを侮り、その預言者たちをばかにしたの で、ついに、主の激しい憤りが、その民に対して積み重ねられ、もはや、いやされることがないまでになっ た。
17 そこで、主は、彼らのもとにカルデヤ人の王を攻め上らせた。彼は、剣で、彼らのうちの若い男たち を、その聖所の家の中で殺した。若い男も若い女も、年寄りも老衰の者も容赦しなかった。主は、すべての 者を彼の手に渡された。
18. 彼は、神の宮のすべての大小の器具、主の宮の財宝と、王とそのつかさたちの財宝、これらすべてをバ ビロンへ持ち去った。
19. 彼らは神の宮を焼き、エルサレムの城壁を取りこわした。その高殿を全部火で燃やし、その中の宝とし ていた器具を一つ残らず破壊した。
20. 彼は、剣をのがれた残りの者たちをバビロンへ捕らえ移した。こうして、彼らは、ペルシヤ王国が支配 権を握るまで、彼とその子たちの奴隷となった。
21. これは、エレミヤにより告げられた主のことばが成就して、この地が安息を取り戻すためであった。こ の荒れ果てた時代を通じて、この地は七十年が満ちるまで安息を得た。”
歴代誌 第二 36章9~21節
聖書 新改訳©2003 新日本聖書刊行会

 

歴代誌第二31章20節ー32章23節

2023年1月22日

メッセージ:田近 亜紀子 師

テーマ:「祈りこそ我らの力」

歴代誌 第二 31 章 20~21 節
20 “ヒゼキヤはユダ全国にこのように行い、その神、主の目の前に、良いこと、正しいこと、誠実なことを行った。 21 彼は、彼が始めたすべてのわざにおいて、すなわち、神の宮の奉仕、律法、命令において神に求め、心を尽く して行い、その目的を果たした。”
歴代誌 第二 32章1~23節
“1 これらの誠実なことが示されて後、アッシリヤの王セナケリブが来て、ユダに入り、城壁のある町々に対して陣 を敷いた。そこに攻め入ろうと思ったのである。
2 ヒゼキヤは、セナケリブが攻め入って、エルサレムに向かって戦おうとしているのを見たので、
3 彼のつかさたち、勇士たちと相談し、この町の外にある泉の水をふさごうとした。彼らは王を支持した。
4 そこで、多くの民が集まり、すべての泉と、この地を流れている川をふさいで言った。「アッシリヤの王たちに、攻 め入らせ、豊富な水を見つけさせてたまるものか。」
5 それから、彼は奮い立って、くずれていた城壁を全部建て直し、さらに、やぐらを上に上げ、外側にもう一つの城 壁を築き、ダビデの町ミロを強固にした。そのうえ、彼は大量の投げ槍と盾を作った。
6 彼は、民の上に戦時の隊長たちを立て、彼らを町の門の広場に召集し、彼らに励ましのことばを与えて言った。 「7 強くあれ。雄々しくあれ。アッシリヤの王に、彼とともにいるすべての大軍に、恐れをなしてはならない。おびえ てはならない。彼とともにいる者よりも大いなる方が私たちとともにおられるからである。
8 彼とともにいる者は肉の腕であり、私たちとともにおられる方は、私たちの神、主、私たちを助け、私たちの戦い を戦ってくださる方である。」民はユダの王ヒゼキヤのことばによって奮い立った。
9. この後、アッシリヤの王セナケリブは、その家来たちをエルサレムに遣わして、–彼自身はその全軍を率い てラキシュを攻めていた–ユダの王ヒゼキヤとエルサレムにいたすべてのユダの人々に向かって言わせた。 10 「アッシリヤの王セナケリブはこう言っておられる。おまえたちは何に拠り頼んで、エルサレムの包囲の中でじっ としているのか。
11 ヒゼキヤは、『私たちの神、主は、アッシリヤの王の手から私たちを救い出される』と言って、おまえたちをそそ のかし、飢えと渇きで、おまえたちを死なせようとしているではないか。
12 あの主ではないのか。その高き所と祭壇をヒゼキヤは取り除いておいて、ユダとエルサレムに向かい、『あな たがたは、ただ一つの祭壇の前で拝み、その上で香をたかなければならない』と言ったのだ。
13 おまえたちは、私と私の先祖たちが地のすべての国々の民に対して、何をしてきたかを知らないのか。地の 国々の神々が彼らの国を私の手から救い出すことができたか。
14 私の先祖たちが聖絶したこれらの国々の神々のうち、どの神が私の手からその民を救い出すことができたか。 おまえたちの神が私の手からおまえたちを救い出すことができるというのか。
15 今、おまえたちは、ヒゼキヤにごまかされるな。このようにそそのかされてはならない。彼を信じてはならない。 どのような国、どのような王国のどのような神も、その民を私の手から、私の先祖たちの手から救い出すことはで きない。まして、おまえたちの神は、おまえたちを私の手から救い出すことはできない。」
16. 彼の家来たちは、なおも、神である主とそのしもべヒゼキヤに逆らって弁舌をふるった。
17 彼は手紙を書いて、イスラエルの神、主をそしり、主に逆らって言った。「私の手から自分たちの民を救い出さ なかった地の国々の神々と同じように、ヒゼキヤの神も、その民を私の手から救い出せない。」

18 さらに、彼らは城壁の上にいたエルサレムの民に向かい、ユダのことばで大声に呼ばわり、彼らを恐れさせ、 おじけさせて、この町を取ろうとした。
19 このように、彼らは、エルサレムの神について、人の手で造ったこの地の民の神々についてと同じように、語っ たのである。

20. そこで、ヒゼキヤ王とアモツの子預言者イザヤは、このことのゆえに、祈りをささげ、天に叫び求めた。
21 すると、主はひとりの御使いを遣わし、アッシリヤの王の陣営にいたすべての勇士、隊長、首長を全滅させた。 そこで、彼は恥じて国へ帰り、彼の神の宮に入ったが、自分の身から出た子どもたちが、その所で、彼を剣にかけ て倒した。
22 こうして、主は、アッシリヤの王セナケリブの手、および、すべての者の手から、ヒゼキヤとエルサレムの住民と を救い、四方から彼らを守り導かれた。
23 多くの人々が主への贈り物を携え、ユダの王ヒゼキヤに贈るえりすぐりの品々を持って、エルサレムに来るよう になり、この時以来、彼はすべての国々から尊敬の目で見られるようになった。”
聖書 新改訳©2003 新日本聖書刊行会