創世記22章1−14節

2024年2月18日

メッセージ: 松田 聖一 師

テーマ: 「 自分のひとり子さえ 」

1 “これらの出来事の後、神はアブラハムを試練に会わせられた。神は彼に、「アブラハムよ」と 呼びかけられると、彼は、「はい。ここにおります」と答えた。
2 神は仰せられた。「あなたの子、あなたの愛しているひとり子イサクを連れて、モリヤの地に行 きなさい。そしてわたしがあなたに示す一つの山の上で、全焼のいけにえとしてイサクをわたしに ささげなさい。」

3 翌朝早く、アブラハムはろばに鞍をつけ、ふたりの若い者と息子イサクとをいっしょに連れて行 った。彼は全焼のいけにえのためのたきぎを割った。こうして彼は、神がお告げになった場所へ出 かけて行った。
4 三日目に、アブラハムが目を上げると、その場所がはるかかなたに見えた。

5 それでアブラハムは若い者たちに、「あなたがたは、ろばといっしょに、ここに残っていなさい。 私と子どもとはあそこに行き、礼拝をして、あなたがたのところに戻って来る」と言った。
6 アブラハムは全焼のいけにえのためのたきぎを取り、それをその子イサクに負わせ、火と刀 とを自分の手に取り、ふたりはいっしょに進んで行った。

7 イサクは父アブラハムに話しかけて言った。「お父さん。」すると彼は、「何だ。イサク」と答え た。イサクは尋ねた。「火とたきぎはありますが、全焼のいけにえのための羊は、どこにあるのです か。」
8 アブラハムは答えた。「イサク。神ご自身が全焼のいけにえの羊を備えてくださるのだ。」こうし てふたりはいっしょに歩き続けた。

9 ふたりは神がアブラハムに告げられた場所に着き、アブラハムはその所に祭壇を築いた。そ うしてたきぎを並べ、自分の子イサクを縛り、祭壇の上のたきぎの上に置いた。
10 アブラハムは手を伸ばし、刀を取って自分の子をほふろうとした。
11 そのとき、主の使いが天から彼を呼び、「アブラハム。アブラハム」と仰せられた。彼は答え た。「はい。ここにおります。」

12 御使いは仰せられた。「あなたの手を、その子に下してはならない。その子に何もしてはなら ない。今、わたしは、あなたが神を恐れることがよくわかった。あなたは、自分の子、自分のひとり 子さえ惜しまないでわたしにささげた。」
13 アブラハムが目を上げて見ると、見よ、角をやぶにひっかけている一頭の雄羊がいた。アブラ ハムは行って、その雄羊を取り、それを自分の子の代わりに、全焼のいけにえとしてささげた。

14 そうしてアブラハムは、その場所を、アドナイ・イルエと名づけた。今日でも、「主の山の上に は備えがある」と言い伝えられている。”
創世記 22章1~14節
聖書 新改訳©2003 新日本聖書刊行会

創世記32章22−31節

2024年2月11日

メッセージ: 川崎 敏一 師

テーマ: 「 ヤコブの生き方と神の方法 」

 

22 “その夜、彼は起き上がり、二人の妻と二人の女奴隷、そして十一人の子ども たちを連れ出し、ヤボクの渡し場を渡った。

23 彼らを連れ出して川を渡らせ、また自分の所有するものも渡らせた。
24  ヤコブが一人だけ後に残ると、ある人が夜明けまで彼と格闘した。
25 その人はヤコブに勝てないのを見てとって、彼のももの関節を打った。ヤコブのももの関節は、その人と格闘しているうちに外れた。
26 すると、その人は言った。「わたしを去らせよ。夜が明けるから。」ヤコブは言っ た。「私はあなたを去らせません。私を祝福してくださらなければ。」

27 その人は言った。「あなたの名は何というのか。」彼は言った。「ヤコブです。」
28 その人は言った。「あなたの名は、もうヤコブとは呼ばれない。イスラエルだ。あ なたが神と、また人と戦って、勝ったからだ。」
29 ヤコブは願って言った。「どうか、あなたの名を教えてください。」すると、その人 は「いったい、なぜ、わたしの名を尋ねるのか」と言って、その場で彼を祝福した。
30 そこでヤコブは、その場所の名をペヌエルと呼んだ。「私は顔と顔を合わせて神 を見たのに、私のいのちは救われた」という意味である。
31 彼がペヌエルを通り過ぎたころ、太陽は彼の上に昇ったが、彼はそのもものため に足を引きずっていた。”
創世記 32章22~31節
聖書 新改訳 2017©2017 新日本聖書刊行会

創世記17章1−8節

2023年11月19日

メッセージ: 松田 聖一 師

テーマ; 「 全き者として生きること 」

1. “アブラムが九十九歳になったとき主はアブラムに現れ、こう仰せられた。「わたしは全能の神である。 あなたはわたしの前を歩み、全き者であれ。
2 わたしは、わたしの契約を、わたしとあなたとの間に立てる。わたしは、あなたをおびただしくふや そう。」

3. アブラムは、ひれ伏した。神は彼に告げて仰せられた。
4 「わたしは、この、わたしの契約をあなたと結ぶ。あなたは多くの国民の父となる。
5. あなたの名は、もう、アブラムと呼んではならない。あなたの名はアブラハムとなる。わたしが、あな たを多くの国民の父とするからである。
6. わたしは、あなたの子孫をおびただしくふやし、あなたを幾つかの国民とする。あなたから、王たちが 出て来よう。
7. わたしは、わたしの契約を、わたしとあなたとの間に、そしてあなたの後のあなたの子孫との間に、代々 にわたる永遠の契約として立てる。わたしがあなたの神、あなたの後の子孫の神となるためである。
8. わたしは、あなたが滞在している地、すなわちカナンの全土を、あなたとあなたの後のあなたの子孫に 永遠の所有として与える。わたしは、彼らの神となる。」”
創世記 17章1~8節
聖書 新改訳©2003 新日本聖書刊行会

創世記16章1−16節

2023年10月15日

メッセージ: 松田  聖一  師

テーマ: 「 私をご覧になる神 」

1 “アブラムの妻サライは、彼に子どもを産まなかった。彼女にはエジプト人の女奴隷がいて、その名を ハガルといった。
2 サライはアブラムに言った。「ご存じのように、主は私が子どもを産めないようにしておられます。どう ぞ、私の女奴隷のところにお入りください。たぶん彼女によって、私は子どもの母になれるでしょう。」アブ ラムはサライの言うことを聞き入れた。

3 アブラムの妻サライは、アブラムがカナンの土地に住んでから十年後に、彼女の女奴隷のエジプト人 ハガルを連れて来て、夫アブラムに妻として与えた。
4 彼はハガルのところに入った。そして彼女はみごもった。彼女は自分がみごもったのを知って、自分の 女主人を見下げるようになった。

5 そこでサライはアブラムに言った。「私に対するこの横柄さは、あなたのせいです。私自身が私の女奴 隷をあなたのふところに与えたのですが、彼女は自分がみごもっているのを見て、私を見下げるようにな りました。主が、私とあなたの間をおさばきになりますように。」
6 アブラムはサライに言った。「ご覧。あなたの女奴隷は、あなたの手の中にある。彼女をあなたの好き なようにしなさい。」それで、サライが彼女をいじめたので、彼女はサライのもとから逃げ去った。

7 主の使いは、荒野の泉のほとり、シュルへの道にある泉のほとりで、彼女を見つけ、
8 「サライの女奴隷ハガル。あなたはどこから来て、どこへ行くのか」と尋ねた。彼女は答えた。「私の女 主人サライのところから逃げているところです。」
9 そこで、主の使いは彼女に言った。「あなたの女主人のもとに帰りなさい。そして、彼女のもとで身を低 くしなさい。」
10 また、主の使いは彼女に言った。「あなたの子孫は、わたしが大いにふやすので、数えきれないほど になる。」
11 さらに、主の使いは彼女に言った。「見よ。あなたはみごもっている。男の子を産もうとしている。その 子をイシュマエルと名づけなさい。主があなたの苦しみを聞き入れられたから。
12 彼は野生のろばのような人となり、その手は、すべての人に逆らい、すべての人の手も、彼に逆ら う。彼はすべての兄弟に敵対して住もう。」
13 そこで、彼女は自分に語りかけられた主の名を「あなたはエル・ロイ」と呼んだ。それは、「ご覧になる 方のうしろを私が見て、なおもここにいるとは」と彼女が言ったからである。
14 それゆえ、その井戸は、ベエル・ラハイ・ロイと呼ばれた。それは、カデシュとベレデの間にある。
15 ハガルは、アブラムに男の子を産んだ。アブラムは、ハガルが産んだその男の子をイシュマエルと 名づけた。
16 ハガルがアブラムにイシュマエルを産んだとき、アブラムは八十六歳であった。”
創世記 16章1~16節
聖書 新改訳©2003 新日本聖書刊行会

創世記15章1−6節

2023年9月17日

メッセージ: 松田 聖一 師

テーマ: 「それが彼の義と認められた」

1. “これらの出来事の後、主のことばが幻のうちにアブラムに臨み、こう仰せられた。「アブラムよ。恐れるな。わ たしはあなたの盾である。あなたの受ける報いは非常に大きい。」
2. そこでアブラムは申し上げた。「神、主よ。私に何をお与えになるのですか。私には子がありません。私の家の 相続人は、あのダマスコのエリエゼルになるのでしょうか。」

3. さらに、アブラムは、「ご覧ください。あなたが子孫を私に下さらないので、私の家の奴隷が、私の跡取りになる でしょう」と申し上げた。
4 すると、主のことばが彼に臨み、こう仰せられた。「その者があなたの跡を継いではならない。ただ、あなた自 身から生まれ出て来る者が、あなたの跡を継がなければならない。」

5. そして、彼を外に連れ出して仰せられた。「さあ、天を見上げなさい。星を数えることができるなら、それを数えな さい。」さらに仰せられた。「あなたの子孫はこのようになる。」
6. 彼は主を信じた。主はそれを彼の義と認められた。”
創世記 15章1~6節

聖書 新改訳©2003 新日本聖書刊行会

創世記12章1−6節

2023年5月14日

メッセージ: 川崎 敏一 師

テーマ: 「 信仰の決断 」

1 “主はアブラムに仰せられた。「あなたは、あなたの生まれ故郷、あなたの父の家を出て、わたしが示す 地へ行きなさい。
2 そうすれば、わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大いなるものとし よう。あなたの名は祝福となる。

3 あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。地上のすべての民族は、 あなたによって祝福される。」
4 アブラムは主がお告げになったとおりに出かけた。ロトも彼といっしょに出かけた。アブラムがハラン を出たときは、七十五歳であった。

5. アブラムは妻のサライと、おいのロトと、彼らが得たすべての財産と、ハランで加えられた人々を伴い、 カナンの地に行こうとして出発した。こうして彼らはカナンの地に入った。
6. アブラムはその地を通って行き、シェケムの場、モレの樫の木のところまで来た。当時、その地にはカ ナン人がいた。”

創世記 12章1~6節
聖書 新改訳©2003 新日本聖書刊行会

創世記14章17−24節

2023年3月26日

メッセージ:松田 聖一 師

テーマ:「祝福にこだわること」

17. “こうして、アブラムがケドルラオメルと、彼といっしょにいた王たちとを打ち破って帰って後、ソド ムの王は、王の谷と言われるシャベの谷まで、彼を迎えに出て来た。
18. さて、シャレムの王メルキゼデクはパンとぶどう酒を持って来た。彼はいと高き神の祭司であった。 19. 彼はアブラムを祝福して言った。「祝福を受けよ。アブラム。天と地を造られた方、いと高き神より。 20. あなたの手に、あなたの敵を渡されたいと高き神に、誉れあれ。」アブラムはすべての物の十分の一 を彼に与えた。

21. ソドムの王はアブラムに言った。「人々は私に返し、財産はあなたが取ってください。」
22. しかし、アブラムはソドムの王に言った。「私は天と地を造られた方、いと高き神、主に誓う。
23. 糸一本でも、くつひも一本でも、あなたの所有物から私は何一つ取らない。それは、あなたが、『アブ ラムを富ませたのは私だ』と言わないためだ。
24. ただ若者たちが食べてしまった物と、私といっしょに行った人々の分け前とは別だ。アネルとエシュ コルとマムレには、彼らの分け前を取らせるように。」”
創世記 14 章 17~24 節
聖書 新改訳©2003 新日本聖書刊行会

創世記13章1−18節

2023年1月15日

メッセージ: 松田  聖一  師

テーマ: 「 さあ、目を上げて 」

1 “それで、アブラムは、エジプトを出て、ネゲブに上った。彼と、妻のサライと、すべての所有物と、ロ トもいっしょであった。
2 アブラムは家畜と銀と金とに非常に富んでいた。
3. 彼はネゲブから旅を続けて、ベテルまで、すなわち、ベテルとアイの間で、初めに天幕を張った所まで 来た。

4. そこは彼が以前に築いた祭壇の場所である。その所でアブラムは、主の御名によって祈った。
5. アブラムといっしょに行ったロトもまた、羊の群れや牛の群れ、天幕を所有していた。
6. その地は彼らがいっしょに住むのに十分ではなかった。彼らの持ち物が多すぎたので、彼らがいっしょ に住むことができなかったのである。
7. そのうえ、アブラムの家畜の牧者たちとロトの家畜の牧者たちとの間に、争いが起こった。またそのこ ろ、その地にはカナン人とペリジ人が住んでいた。
8. そこで、アブラムはロトに言った。「どうか私とあなたとの間、また私の牧者たちとあなたの牧者たちと の間に、争いがないようにしてくれ。私たちは、親類同士なのだから。
9. 全地はあなたの前にあるではないか。私から別れてくれないか。もしあなたが左に行けば、私は右に行 こう。もしあなたが右に行けば、私は左に行こう。」
10. ロトが目を上げてヨルダンの低地全体を見渡すと、主がソドムとゴモラを滅ぼされる以前であったの で、その地はツォアルのほうに至るまで、主の園のように、またエジプトの地のように、どこもよく潤っ ていた。
11 それで、ロトはそのヨルダンの低地全体を選び取り、その後、東のほうに移動した。こうして彼らは互 いに別れた。
12 アブラムはカナンの地に住んだが、ロトは低地の町々に住んで、ソドムの近くまで天幕を張った。 13. ところが、ソドムの人々はよこしまな者で、主に対しては非常な罪人であった。
14 ロトがアブラムと別れて後、主はアブラムに仰せられた。「さあ、目を上げて、あなたがいる所から 北と南、東と西を見渡しなさい。
15. わたしは、あなたが見渡しているこの地全部を、永久にあなたとあなたの子孫とに与えよう。
16. わたしは、あなたの子孫を地のちりのようにならせる。もし人が地のちりを数えることができれば、あ なたの子孫をも数えることができよう。
17. 立って、その地を縦と横に歩き回りなさい。わたしがあなたに、その地を与えるのだから。」
18. そこで、アブラムは天幕を移して、ヘブロンにあるマムレの樫の木のそばに来て住んだ。そして、そこ に主のための祭壇を築いた。”
創世記 13 章 1~18 節
聖書 新改訳©2003 新日本聖書刊行会

創世記12章5−9節

2022年10月30日

メッセージ:松田 聖一 師

テーマ:「モレの樫の木のところに祭壇を」

5  “アブラムは妻のサライと、おいのロトと、彼らが得たすべての財産と、ハランで加えられた人々を伴い、カナンの地に行こうとして出発した。こうして彼らはカナンの地に入った。
6. アブラムはその地を通って行き、シェケムの場、モレの樫の木のところまで来た。当時、その地にはカナン人がいた。
7. そのころ、主がアブラムに現れ、そして「あなたの子孫に、わたしはこの地を与える」と仰せられた。アブラムは自分に現れてくださった主のために、そこに祭壇を築いた。
8. 彼はそこからベテルの東にある山のほうに移動して天幕を張った。西にはベテル、東にはアイがあった。彼は主のため、そこに祭壇を築き、主の御名によって祈った。
9. それから、アブラムはなおも進んで、ネゲブのほうへと旅を続けた。”
創世記 12章5~9節
聖書 新改訳©2003新日本聖書刊行会

 

創世記12章1−4節

2022年8月28日

メッセージ:松田 聖一 師

テーマ:「あなたは祝福となりなさい」

1 “主はアブラムに仰せられた。「あなたは、あなたの生まれ故郷、あなたの父の家を出て、わたしが示す地へ 行きなさい。
2 そうすれば、わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大いなるものとしよう。あなた の名は祝福となる。
3 あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。地上のすべての民族は、あなた によって祝福される。」
4 アブラムは主がお告げになったとおりに出かけた。ロトも彼といっしょに出かけた。アブラムがハランを出たとき は、七十五歳であった。”
創世記 12章1~4節
聖書 新改訳©2003 新日本聖書刊行会

創世記18章1~8節

2016-7-31

メッセージ:田近玲欧奈師

テーマ「神様をもてなす」

講壇交換 田近玲欧奈先生

(創世記18:1-8)「神様をもてなす」

1 主はマムレの樫の木のそばで、アブラハムに現われた。彼は日の暑いころ、天幕の入口にすわっていた。
2 彼が目を上げて見ると、三人の人が彼に向かって立っていた。彼は、見るなり、彼らを迎えるために天幕の入口から走って行き、地にひれ伏して礼をした。
3 そして言った。「ご主人。お気に召すなら、どうか、あなたのしもべのところを素通りなさらないでください。
4 少しばかりの水を持って来させますから、あなたがたの足を洗い、この木の下でお休みください。
5 私は少し食べ物を持ってまいります。それで元気を取り戻してください。それから、旅を続けられるように。せっかく、あなたがたのしもべのところをお通りになるのですから。」彼らは答えた。「あなたの言ったとおりにしてください。」
6 そこで、アブラハムは天幕のサラのところに急いで戻って、言った。「早く、三セアの上等の小麦粉をこねて、パン菓子を作っておくれ。」
7 そしてアブラハムは牛のところに走って行き、柔らかくて、おいしそうな子牛を取り、若い者に渡した。若い者は手早くそれを料理した。
8 それからアブラハムは、凝乳と牛乳と、それに、料理した小牛を持って来て、彼らの前に供えた。彼は、木の下で彼らに給仕をしていた。こうして彼らは食べた。