マルコ1章16~28節

2024年6月9日

テーマ「わたしについて来なさい」

16 イエスはガリラヤ湖のほとりを通り、シモンとシモンの兄弟アンデレが、湖で網を打っているのをご覧になった。彼らは漁師であった。 17 イエスは彼らに言われた。「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしてあげよう。」 18 すると、彼らはすぐに網を捨てて、イエスに従った。 19 また少し先に行き、ゼベダイの子ヤコブと、その兄弟ヨハネをご覧になった。彼らは舟の中で網を繕っていた。 20 イエスはすぐに彼らをお呼びになった。すると彼らは、父ゼベダイを雇い人たちとともに舟に残して、イエスの後について行った。 21 それから、一行はカペナウムに入った。イエスはさっそく、安息日に会堂に入って教えられた。 22 人々はその教えに驚いた。イエスが、律法学者たちのようにではなく、権威ある者006として教えられたからである。 23 ちょうどそのとき、汚れた霊につかれた人がその会堂にいて、こう叫んだ。 24 「ナザレの人イエスよ、私たちと何の関係があるのですか。私たちを滅ぼしに来たのですか。私はあなたがどなたなのか知っています。神の聖者です。」 25 イエスは彼を叱って、「黙れ。この人から出て行け」と言われた。 26 すると、汚れた霊はその人を引きつけさせ、大声をあげて、その人から出て行った。 27 人々はみな驚いて、互いに論じ合った。「これは何だ。権威ある新しい教えだ。この方が汚れた霊にお命じになると、彼らは従うのだ。」 28 こうして、イエスの評判はすぐに、ガリラヤ周辺の全域、いたるところに広まった。