マルコ4章26~41節

2024年9月22日

メッセージ:渡部和弘師

テーマ「向こう岸へ渡ろう」

26 またイエスは言われた。「神の国はこのようなものです。人が地に種を蒔くと、 27 夜昼、寝たり起きたりしているうちに種は芽を出して育ちますが、どのようにしてそうなるのか、その人は知りません。 28 地はひとりでに実をならせ、初めに苗、次に穂、次に多くの実が穂にできます。 29 実が熟すと、すぐに鎌を025入れます。収穫の時が来たからです。」 30 またイエスは言われた。「神の国はどのようにたとえたらよいでしょうか。どんなたとえで説明できるでしょうか。 31 それはからし種のようなものです。地に蒔かれるときは、地の上のどんな種よりも小さいのですが、 32 蒔かれると、生長してどんな野菜よりも大きくなり、大きな枝を張って、その陰に空の鳥が巣を作れるほどになります。」 33 イエスは、このような多くのたとえをもって、彼らの聞く力に応じてみことばを話された。 34 たとえを使わずに話されることはなかった。ただ、ご自分の弟子たちには、彼らだけがいるときに、すべてのことを解き明かされた。 35 さてその日、夕方になって、イエスは弟子たちに「向こう岸へ渡ろう」と言われた。 36 そこで弟子たちは群衆を後に残して、イエスを舟に乗せたままお連れした。ほかの舟も一緒に行った。 37 すると、激しい突風が起こって波が舟の中にまで入り、舟は水でいっぱいになった。 38 ところがイエスは、船尾で枕をして眠っておられた。弟子たちはイエスを起こして、「先生。私たちが死んでも、かまわないのですか」と言った。 39 イエスは起き上がって風を叱りつけ、湖に「黙れ、静まれ」と言われた。すると風はやみ、すっかり凪になった。 40 イエスは彼らに言われた。「どうして怖がるのですか。まだ信仰がないのですか。」 41 彼らは非常に恐れて、互いに言った。「風や湖までが言うことを聞くとは、いったいこの方はどなたなのだろうか。」