マルコ11章1〜11節

2025年4月12日聖日
『主の御名によって来られる方』   
 説教者 渡部 和弘 牧師

1 さて、一行がエルサレムに近づき、オリーブ山のふもとのベテパゲとベタニアに来たとき、イエスはこう言って二人の弟子を遣わされた。 2 「向こうの村へ行きなさい。村に入るとすぐ、まだだれも乗ったことのない子ろばが、つながれているのに気がつくでしょう。それをほどいて、引いて来なさい。 3 もしだれかが、『なぜそんなことをするのか』と言ったら、『主がお入り用なのです。すぐに、またここにお返しします』と言いなさい。」 4 弟子たちは出かけて行き、表通りにある家の戸口に、子ろばがつながれているのを見つけたので、それをほどいた。 5 すると、そこに立っていた何人かが言った。「子ろばをほどいたりして、どうするのか。」 6 弟子たちが、イエスの言われたとおりに話すと、彼らは許してくれた。 7 それで、子ろばをイエスのところに引いて行き、自分たちの上着をその上に掛けた。イエスはそれに乗られた。 8 すると、多くの人たちが自分たちの上着を道に敷き、ほかの人たちは葉の付いた枝を野から切って来て敷いた。 9 そして、前を行く人たちも、後に続く人たちも叫んだ。  「ホサナ。  祝福あれ、主の御名によって来られる方に。 10 祝福あれ、われらの父ダビデの、来たるべき国に。  ホサナ、いと高き所に。」 11 こうしてイエスはエルサレムに着き、宮に入られた。そして、すべてを見て回った後、すでに夕方になっていたので、十二人と一緒にベタニアに出て行かれた。