2025年9月14日聖日
メッセージ:渡部和弘師
テーマ「十字架につけるために」
1 夜が明けるとすぐに、祭司長たちは、長老たちや律法学者たちと112最高法院全体で協議を行ってから、イエスを縛って連れ出し、ピラトに引き渡した。 2 ピラトはイエスに尋ねた。「あなたはユダヤ人の王なのか。」イエスは答えられた。「あなたがそう言っています。」 3 そこで祭司長たちは、113多くのことでイエスを訴えた。 4 ピラトは再びイエスに尋ねた。「何も答えないのか。見なさい。彼らはあんなにまであなたを訴えているが。」 5 しかし、イエスはもはや何も答えようとされなかった。それにはピラトも驚いた。 6 ところで、ピラトは祭りのたびに、人々の願う囚人一人を釈放していた。 7 そこに、バラバという者がいて、暴動で人殺しをした暴徒たちとともに牢につながれていた。 8 群衆が上って来て、いつものようにしてもらうことを、ピラトに要求し始めた。 9 そこでピラトは彼らに答えた。「おまえたちはユダヤ人の王を釈放してほしいのか。」 10 ピラトは、祭司長たちがねたみからイエスを引き渡したことを、知っていたのである。 11 しかし、祭司長たちは、むしろ、バラバを釈放してもらうように群衆を扇動した。 12 そこで、ピラトは再び答えた。「では、114おまえたちがユダヤ人の王と呼ぶあの人を、115私にどうしてほしいのか。」 13 すると彼らはまたも叫んだ。「十字架につけろ。」 14 ピラトは彼らに言った。「あの人がどんな悪いことをしたのか。」しかし、彼らはますます激しく叫び続けた。「十字架につけろ。」 15 それで、ピラトは群衆を満足させようと思い、バラバを釈放し、イエスはむちで打ってから、十字架につけるために引き渡した。