マルコ6章45∼56節

2024年11月17日聖日
説教者 渡部 和弘 牧師

『わたしだ、遅れることはない』

45 それからすぐに、イエスは弟子たちを無理やり舟に乗り込ませ、向こう岸のベツサイダに先に行かせて、その間に、ご自分は群衆を解散させておられた。 46 そして彼らに別れを告げると、祈るために山に向かわれた。 47 夕方になったとき、舟は湖の真ん中にあり、イエスだけが陸地におられた。 48 イエスは、弟子たちが向かい風のために漕ぎあぐねているのを見て、039夜明けが近づいたころ、湖の上を歩いて彼らのところへ行かれた。そばを通り過ぎるおつもりであった。 49 しかし、イエスが湖の上を歩いておられるのを見た弟子たちは、幽霊だと思い、叫び声をあげた。 50 みなイエスを見て040おびえてしまったのである。そこで、イエスはすぐに彼らに話しかけ、「しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない」と言われた。 51 そして、彼らのいる舟に乗り込まれると、風はやんだ。弟子たちは心の中で非常に041驚いた。 52 彼らはパンのことを理解せず、042その心が頑なになっていたからである。  53 それから、彼らは湖を渡ってゲネサレの地に着き、舟をつないだ。 54 彼らが舟から上がると、人々はすぐにイエスだと気がついた。 55 そしてその地方の中を走り回り、どこでもイエスがおられると聞いた場所へ、病人を床に載せて運び始めた。 56 村でも町でも里でも、イエスが入って行かれると、人々は病人たちを広場に寝かせ、せめて、衣の房にでもさわらせてやってくださいと懇願した。そして、さわった人たちはみな癒やされた。