ヨハネ5章16~30節

2024年9月8日

メッセージ:ダグラス・ビショップ師

テーマ「人の子・イエス・キリスト」

16 そのためユダヤ人たちは、イエスを迫害し始めた。イエスが、安息日にこのようなことをしておられたからである。 17 イエスは彼らに答えられた。「わたしの父は今に至るまで働いておられます。それでわたしも働いているのです。」 18 そのためユダヤ人たちは、ますますイエスを殺そうとするようになった。イエスが安息日を破っていただけでなく、神をご自分の父と呼び、ご自分を神と等しくされたからである。 19 イエスは彼らに答えて言われた。「まことに、まことに、あなたがたに言います。子は、父がしておられることを見て行う以外には、自分から何も行うことはできません。すべて父がなさることを、子も同様に行うのです。 20 それは、父が子を愛し、ご自分がすることをすべて、子にお示しになるからです。また、これよりも大きなわざを子にお示しになるので、あなたがたは驚くことになります。 21 父が死人をよみがえらせ、いのちを与えられるように、子もまた、与えたいと思う者にいのちを与えます。 22 また、父はだれをもさばかず、すべてのさばきを子に委ねられました。 23 それは、すべての人が、父を敬うのと同じように、子を敬うようになるためです。子を敬わない者は、子を遣わされた父も敬いません。 24 まことに、まことに、あなたがたに言います。わたしのことばを聞いて、わたしを遣わされた方を信じる者は、永遠のいのちを持ち、さばきにあうことがなく、死からいのちに移っています。 25 まことに、まことに、あなたがたに言います。死人が神の子の声を聞く時が来ます。今がその時です。それを聞く者は生きます。 26 それは、父がご自分のうちにいのちを持っておられるように、子にも、自分のうちにいのちを持つようにしてくださったからです。 27 また父は、さばきを行う権威を子に与えてくださいました。子は人の子だからです。 28 このことに驚いてはなりません。墓の中にいる者がみな、子の声を聞く時が来るのです。 29 そのとき、善を行った者はよみがえっていのちを受けるために、悪を行った者はよみがえってさばきを受けるために出て来ます。 30 わたしは、自分からは何も行うことができません。ただ聞いたとおりにさばきます。そして、わたしのさばきは正しいのです。わたしは自分の意志ではなく、わたしを遣わされた方のみこころを求めるからです。

ヨハネ4章3~26節

2024年9月1日

メッセージ:渡部和弘師

テーマ「御霊と真理によって礼拝する」

3 ユダヤを去って、再びガリラヤへ向かわれた。 4 しかし、サマリアを通って行かなければならなかった。 5 それでイエスは、ヤコブがその子ヨセフに与えた地所に近い、スカルというサマリアの町に来られた。 6 そこにはヤコブの井戸があった。イエスは旅の疲れから、その井戸の傍らに、ただ座っておられた。時は026およそ第六の時であった。 7 一人のサマリアの女が、水を汲みに来た。イエスは彼女に、「わたしに水を飲ませてください」と言われた。 8 弟子たちは食物を買いに、町へ出かけていた。 9 そのサマリアの女は言った。「あなたはユダヤ人なのに、どうしてサマリアの女の私に、飲み水をお求めになるのですか。」ユダヤ人はサマリア人と付き合いをしなかったのである。 10 イエスは答えられた。「もしあなたが神の賜物を知り、また、水を飲ませてくださいとあなたに言っているのがだれなのかを知っていたら、あなたのほうからその人に求めていたでしょう。そして、その人はあなたに027生ける水を与えたことでしょう。」 11 その女は言った。「主よ。あなたは汲む物を持っておられませんし、この井戸は深いのです。その生ける水を、どこから手に入れられるのでしょうか。 12 あなたは、私たちの父ヤコブより偉いのでしょうか。ヤコブは私たちにこの井戸を下さって、彼自身も、その子たちも家畜も、この井戸から飲みました。」 13 イエスは答えられた。「この水を飲む人はみな、また渇きます。 14 しかし、わたしが与える水を飲む人は、いつまでも決して渇くことがありません。わたしが与える水は、その人の内で泉となり、永遠のいのちへの水が湧き出ます。」 15 彼女はイエスに言った。「主よ。私が渇くことのないように、ここに汲みに来なくてもよいように、その水を私に下さい。」 16 イエスは彼女に言われた。「行って、あなたの夫をここに呼んで来なさい。」 17 彼女は答えた。「私には夫がいません。」イエスは言われた。「自分には夫がいない、と言ったのは、そのとおりです。 18 あなたには夫が五人いましたが、今一緒にいるのは夫ではないのですから。あなたは本当のことを言いました。」 19 彼女は言った。「主よ。あなたは預言者だとお見受けします。 20 私たちの先祖はこの山で礼拝しましたが、あなたがたは、礼拝すべき場所はエルサレムにあると言っています。」 21 イエスは彼女に言われた。「女の人よ、わたしを信じなさい。この山でもなく、エルサレムでもないところで、あなたがたが父を礼拝する時が来ます。 22 救いはユダヤ人から出るのですから、わたしたちは知って礼拝していますが、あなたがたは知らないで礼拝しています。 23 しかし、まことの礼拝者たちが、028御霊と真理によって父を礼拝する時が来ます。今がその時です。父はそのような人たちを、ご自分を礼拝する者として求めておられるのです。 24 神は霊ですから、神を礼拝する人は、御霊と真理によって礼拝しなければなりません。」 25 女はイエスに言った。「私は、キリストと呼ばれるメシアが来られることを知っています。その方が来られるとき、一切のことを私たちに知らせてくださるでしょう。」 26 イエスは言われた。「あなたと話しているこのわたしがそれです。

 

ヨハネ5章1~15節

2024-05-05

メッセージ:ダグラス・ビショップ師

テーマ「良くなりたいか」

1 その後、ユダヤ人の祭りがあって、イエスはエルサレムに上られた。 2 エルサレムには、羊の門の近くに、ヘブル語で037ベテスダと呼ばれる池があり、五つの回廊がついていた。 3 その中には、病人、目の見えない人、足の不自由な人、からだに麻痺のある人たちが大勢、横になっていた。038 5 そこに、三十八年も病気にかかっている人がいた。 6 イエスは彼が横になっているのを見て、すでに長い間そうしていることを知ると、彼に言われた。「良くなりたいか。」 7 病人は答えた。「主よ。水がかき回されたとき、池の中に入れてくれる人がいません。行きかけると、ほかの人が先に下りて行きます。」 8 イエスは彼に言われた。「起きて床を取り上げ、歩きなさい。」 9 すると、すぐにその人は治って、床を取り上げて歩き出した。 ところが、その日は安息日であった。 10 そこでユダヤ人たちは、その癒やされた人に、「今日は安息日だ。床を取り上げることは許されていない」と言った。 11 しかし、その人は彼らに答えた。「私を治してくださった方が、『床を取り上げて歩け』と私に言われたのです。」 12 彼らは尋ねた。「『取り上げて歩け』とあなたに言った人はだれなのか。」 13 しかし、癒やされた人は、それがだれであるかを知らなかった。群衆がそこにいる間に、イエスは立ち去られたからである。 14 後になって、イエスは宮の中で彼を見つけて言われた。「見なさい。あなたは良くなった。もう罪を犯してはなりません。そうでないと、もっと悪いことがあなたに起こるかもしれない。」 15 その人は行って、ユダヤ人たちに、自分を治してくれたのはイエスだと伝えた。

ヨハネの福音書4章43~54節

2024年4月7日

メッセージ:ダグラス・ビショップ師

43 さて、二日後に、イエスはそこを去ってガリラヤに行かれた。 44 イエスご自身、「預言者は自分の故郷では尊ばれない」と証言なさっていた。 45 それで、ガリラヤに入られたとき、ガリラヤの人たちはイエスを歓迎したが、それは、イエスが祭りの間にエルサレムで行ったことを、すべて見ていたからであった。彼らもその祭りに行っていたのである。 46 イエスは再びガリラヤのカナに行かれた。イエスが水をぶどう酒にされた場所である。さてカペナウムに、ある王室の役人がいて、その息子が病気であった。 47 この人は、イエスがユダヤからガリラヤに来られたと聞いて、イエスのところに行った。そして、下って来て息子を癒やしてくださるように願った。息子が死にかかっていたのである。 48 イエスは彼に言われた。「あなたがたは、しるしと不思議を見ないかぎり、決して信じません。」 49 王室の役人はイエスに言った。「主よ。どうか子どもが死なないうちに、下って来てください。」 50 イエスは彼に言われた。「行きなさい。あなたの息子は治ります。」その人はイエスが語ったことばを信じて、帰って行った。 51 彼が下って行く途中、しもべたちが彼を迎えに来て、彼の息子が治ったことを告げた。 52 子どもが良くなった時刻を尋ねると、彼らは「昨日の第七の時に熱がひきました」と言った。 53 父親は、その時刻が、「あなたの息子は治る」とイエスが言われた時刻だと知り、彼自身も家の者たちもみな信じた。54 イエスはユダヤを去ってガリラヤに来てから、これを第二のしるしとして行われた。